株式会社プラネット

HOME > 知る・役立つ・参加する > 意識調査 Fromプラネット > Vol.244 薬の購入に関する意識調査

意識調査 Fromプラネット

2026.05.15

暮らし

Vol.244 薬の購入に関する意識調査

市販薬を常備している人が約8割
~ 「選択肢が多すぎて何を買ったらいいかわからない」という声も ~

 国内1,500社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:坂田政一) は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第244号として、薬の購入に関する意識調査(対象4,000人)の結果をご紹介します。未掲載のデータ提供や当社担当者が解説を差し上げることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
※回答率(%)は小数点第2位以下を四捨五入し同第1位までを表示しています。そのため、内訳の合計と表示値が異なる場合があります。
バックナンバー https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html

市販薬、常備する人が増えたもの、減ったもの

 今回は薬の購入に関する意識調査を実施しました。(前回は2024年にVol.226として実施。)
 自宅に常備している市販薬を複数回答で聞くと(図表1)、「解熱・鎮痛・鎮静剤」が48.3%で最多。「風邪薬」(45.8%)、「目薬」(41.9%)、「胃腸薬」(33.7%)、「虫刺され薬・かゆみ止め薬」(33.8%)が続きます。一方「常備している薬はない」は20.3%でした。
 前回調査と比べると、「解熱・鎮痛・鎮静剤」が前回43.8%から4.5pt増、「風邪薬」が41.5%から4.3pt増と、一部について、常備する人の割合が増加しています。一方で、「虫刺され薬、かゆみ止め薬」は前回の38.7%から33.8%に減少、「整腸・便秘薬・浣腸」も前回の25.6%から今回は22.3%に減少しています。
 なお、「常備している薬はない」と回答した人は年代別に見ると、20代が29.0%、30代が31.7%、40代が26.1%、50代が18.2%、60代が17.2%、70代以上が15.0%となっています。


表1

市販薬の購入頻度は?

 市販薬をどのくらいの頻度で購入するかを聞くと(図表2)、「半年に1回程度」が21.6%でトップ。「2〜3カ月に1回程度」(20.1%)、「年に1回程度」(13.6%)、「数年に1回程度」(13.2%)、「月1回程度」(8.4%)と続きます。「市販薬は購入しない」は18.5%でした。


表2

市販薬の年間購入額に大きな変化はないが

 市販薬を購入することがある人を対象に年間の購入金額を聞くと(図表3)、「1,000円〜2,000円未満」が27.4%で最も多く、「1,000円未満」(16.6%)、「2,000円〜4,000円未満」(21.2%)、「4,000円〜6,000円未満」(13.9%)と続きます。「1万円〜1万2,000円未満」(2.9%)と「1万2,000円以上」(4.7%)を合わせると7.6%が年間1万円以上を支出しています。全体の傾向は前回調査とほとんど変わりがありませんでした。


表3

 市販薬をどんな時に購入するかを複数回答で聞くと(図表4)、「常備している薬のストックが切れたとき」が45.0%で最多です。「風邪をひいた時、ひきそうな時」(40.4%)、「急に症状が出たとき」(28.3%)、「病院やクリニックに行くほどの症状ではないとき」(25.2%)と続きます。
 こちらの質問については、前回調査と比べると、「風邪をひいた時、ひきそうな時」が前回29.1%から今回40.4%になり、11.3ptと大きく増加しています。
 ちなみに、風邪をひいた時に薬を飲むかも聞いています(図表不掲載)。「必ず服用する」が25.0%、「症状が重いときのみ服用する」が52.8%、「服用しない」が22.2%でした。前回調査では「必ず服用する」が24.6%、「症状が重いときのみ」が54.8%、「服用しない」が20.6%で、こちらはそこまで大きな変化はありません。


表4

購入場所はドラッグストアが一強

 市販薬の購入場所を複数回答で聞くと(図表5)、「ドラッグストア」が92.7%と圧倒的でした。そのあとは、「オンラインショップ・ECサイト」(14.1%)、「薬局」(7.4%)、「スーパー」(6.1%)と続きます。
 前回調査では「ドラッグストア」が86.4%、「オンラインショップ・ECサイト・通信販売」が12.4%でした。今回はドラッグストアが6.3pt増加しており、専門店への集約が進む一方、ネット購入も1.7pt増加しています。
 特に若い層は「オンラインショップ・ECサイト」の割合がほかと比べて高く、「男性・20代」「男性・30代」「女性・20代」は20%を超えています。


表5

市販薬の購入、買うときに考えるのは「以前から使っているもの」

 市販薬を購入するとき、その場所を選ぶ理由を聞くと(図表6)、「すぐに購入できる」が74.5%で最多、「自宅から近い」(40.6%)、「お店へのアクセスが良い」(34.0%)が続きます。前回調査と比較すると「すぐに購入できる」が37.7%から大幅に増えています。


表6

 また、市販薬を購入する際に参考にするものについても変化が見られます(図表7)。「以前から使っているもの」が47.1%で、「店員、薬剤師の意見」(35.2%)、「薬のパッケージに書かれている説明書き」(34.5%)、「テレビ・ラジオのCM」(14.5%)と続きます。前回調査と比べると、「以前から使っているもの」が前回34.2%から今回10pt以上高くなっており、お馴染みの製品へのリピート志向が顕著になっています。


表7

ジェネリックへのイメージは?

 先発医薬品(新薬)とジェネリック医薬品(後発医薬品)のイメージを項目別に聞きました(図表8)。「値段」については「ジェネリック医薬品のほうが勝っている」が26.8%、「やや勝っている」が18.5%で、合計45.3%がジェネリックのほうが安いと認識しています。先発医薬品のほうが値段で勝るとした人は合計21.2%でした。
 「効き目」については「同じ」が69.3%と最多で、「先発医薬品のほうが勝っている」「やや勝っている」が合計22.7%、「ジェネリックのほうが勝っている」「やや勝っている」が合計8.0%。「安全性」は「同じ」が68.5%で、「先発のほうが勝っている」「やや勝っている」が合計23.3%、「ジェネリックが勝っている」「やや勝っている」が合計8.2%でした。


表8

「薬はお守り」「薬は飲みたくない」 人によって態度はさまざま

 薬との付き合い方や、薬や病気にまつわる考え方やエピソードを自由回答で聞きました。症状が出たときに薬を飲むのはもちろん、「症状が出ないときも常備していると安心できる」「本当に効いているかわからないが飲んでいる」という人がいる一方で、「極力飲まないようにしている」「体調管理こそが重要」という意見も。また、購入時に選択肢が多すぎて、何を買ったらいいかわからないという声も多数寄せられました。

《 薬との付き合い方、薬や病気にまつわる考えやエピソード 》

【薬はお守りがわり】
● 薬はお守り。風邪のひきはじめには早めに飲んでおけば安心するし、眠れない時に睡眠に効く漢方を飲むとそれだけで安心する。(女性・50代)
● 常備薬がないと不安になる。(女性・30代)
● 置き薬があると安心である。とくに頭痛持ちなので鎮痛剤はお守り代わりにしている。(女性・50代)
● 整腸剤を長年服用している。はっきり効果は感じられないが、気休めというかお守りのように思って飲んでいる。(女性・40代)
● 薬が本当に効いているのかわからないが、お守り代わりに使っている。(男性・60代)
● 外国に行ったとき、突然ひどい頭痛に襲われた。薬局に行って、一番よく知っていて飲んだこともあったアスピリンを見つけたときの安心した気持ち!もちろん効いた。(女性・70代以上)
● 昔は少しの頭痛くらいならば我慢してしまったけど、今は我慢している時間がもったいないのですぐに頭痛薬を飲むようにしている。すぐに治っていつもの生活に戻れるので、大変重宝している。(男性・50代)
【極力飲まずに済ませたい】
● 基本的に、あまり薬を飲みたくない。異物を体に入れたくない。特に風邪薬などは対症療法でしかないと思うので飲まない方が良いと思っている。(女性・40代)
● 薬について良い印象を持っていない。精神安定剤や睡眠薬などは、個々人の心身の健康のための努力を優先すべきであり、薬に頼るべきではない。(男性・20代)
● 薬は基本的に飲まないで済ませられれば一番いいが、年もとったので、そうも言っておられず、お世話になっている。(男性・60代)
● 普段出来るだけ薬を飲まないようにしているからか、飲んだ時は驚くほどよく効く。(女性・50代)
【選択肢が多すぎて】
● ドラッグストアに並んでいる薬の種類が多すぎて、いつも迷います。(女性・20代)
● いろんな種類の薬があってどれを選べばいいか分からないから値段と企業のイメージで買ってしまう。(女性・50代)
● パッケージに書いてある効能の情報量が多すぎて選択を混乱させるものが多い。(女性・50代)
● 自分が低用量ピルを飲んでいた時は、飲み合わせの観点で大丈夫か聞くためにも薬を買うときは薬剤師の方に相談していた。薬剤師の方は話を聞いて自分に合っていそうなものを選んでくれたので助かった。(女性・20代)
● 風邪をひいて、近くの医院に行ったら、かなりの待ち時間になると言われた。ドラッグストアで薬を購入した方が早いと思い、それぞれに効く薬を購入し(咳止め、熱・悪寒に効く)、総合感冒薬も購入し、寝る前に全ての薬を飲んで寝ました。朝、見事に風邪の症状は治まり出勤できましたが、ドラッグストアの薬剤師さんにそのことを話したら、成分が重複しているものもあるので危険ですと注意された。(女性・70代以上)
【置き薬が安心できる】
● 昔からお世話になっている配置薬の薬を飲むことが多い。それでもダメな時には病院に行く。(女性・60代)
● 薬選びは自分では判断しにくい。置き薬の業者の方が持ってきてくれるのは「おすすめ」なので安心できる。(女性・60代)

調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「薬の購入」に関する意識調査を実施。
期間:2026年3月27日~30日、インターネットで4,000人から回答を得ています。


■株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
■ From プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/shiru/from_planet/index.html
株式会社プラネットが発信しているニュースレターです。消費財や暮らしに関する旬なトピックスなどをご紹介しています。

本件に関するお問い合わせ先

感想や取り上げてほしいテーマなどもお寄せください。
今リリースに掲載していない結果や属性データもご紹介できます。
株式会社プラネット 経営管理ユニット 
E-mail : koho-pr@planet-van.co.jp

一覧に戻る